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Posted by TI-DA at

2018年12月18日

Invisible RYUKYU 第45回目は『松山公園〜袋中上人~儀間真常』

ハイサイワケンロー!!

ようやくボス・イケムラの腰もだいぶ良くなってきて、毎週火曜のワケンローレディオにもひさびさに髪の毛を上げて出演してきました!!

って、ラジオだから顔とか髪とか見えんどーや(・o・)??

という話も分からないでもない、んだけどもだっけど(´∀`)

今やこういう時代だからね、放送後には写真も撮ってツイッターにも上がるわけだし、自分もこうやってブログとかにも載せるわけだし。

何よりやってる本人が髪上げるか上げないかで、その日のテンションにも関わってくるからね♪

ということで! 今日もバリバリッとやってきましたよ〜!

聞き逃した方はこちらからラジコでどうぞ!

さて、そんなこんなの本日のインビジブルネタは、先週の福州園となりにある『松山公園』を取り上げてお届けしました♪

福州園も実は大きな括りで言えば松山公園の一部のようで、その公園に至るまでの成り立ちがなかなか興味深いんですね〜。

しかも今でもちょいと不思議な雰囲気を持つ公園で、公園の中にカー(湧き水)もあるし、あんな那覇の中心なのにテニスコートあったり昭和感バリバリな遊具があったり。

昔から使われてきたカー(湧き水)もある 昔から使われてきたカー(湧き水)もある

那覇の一等地にあるのに、この緑! 那覇の一等地にあるのに、この緑!

県内最大の夜の繁華街『松山』のすぐ裏にある公園なんだけど、繁華街から一歩入ると夜だとちょっと不気味なくらいの鬱蒼とした公園なんだよね。

で、この一帯の過去を調べてみるとかなり興味深い。

実はこの公園は先週に『福州園ネタ』で述べた際の『浮島・那覇』の中核を成した松の生い茂る丘陵地であったと。

当時は松が生い茂る土地は総じて『松尾山』と『マーチュヤマ』と呼ばれたらしい。

そこから転じて『松山』へ。

で、琉球王朝時代はこの松尾山は久米村の所有だったとされ、明治に入って土地整理事業により県の土地となった。

その頃から松尾山の開発が始まり、戦前は小学校、裁判所、知事官舎、病院などなど公的機関が数多く位置する都心であった。

しかし戦争によって壊滅状態に破壊され、戦後その跡地に那覇商業高校、そして米軍ハウジングが建設された。

今の福州園、そして松山公園は1977年と言うつい最近まで米軍住宅地であったのです!!

1977と言えばワタクシ生まれ年なので、ちょい先輩方あたりであの近辺で遊んでた方はよく覚えてるんだはずね〜。

いくつか写真も残っていて、びっくりするよ(^^;

その後1977年に再度沖縄に返還され、そこから今に至る公園事業が開始される。

道路挟んで那覇商業側に松山公園、そして向かい側に福州園がオープンすることになるのである。

で、松山公園、ホント那覇の中心街も中心街にあってなのにすごく広い公園なわけね。

歩き回ってみるといろんな発見がある。

で、一つ名前に見覚えのある石碑が建っているんですね。

その名も『袋中上人行化碑(ぎょうげひ)』

袋中上人というのは、磐城国、福島出身の僧侶。

50を過ぎて中国へ学ぶ為に渡る事を決意し、実際に中国へ渡るのだが時代のいたずらか上陸を拒否され琉球に流れ着いた。

その後琉球で時を待とうと滞在すると、浄土宗の普及に当たり、『ただひたすらに念ずることで救われる』という教えがすごく分かりやすい説法だったとの話で、時の琉球王『尚寧』や一般民衆からも大いに慕われ、尚寧によって桂林寺(けいりんじ)を建立受け賜る。

その寺の建っていた場所こそが今の松山公園内だったというのだ。

そしてその袋中上人こそが!!何を隠そう『エイサー』の生みの親と言っても過言では無い僧侶であるのだ。

エイサーの起源は本土の『念仏踊り』と言われていて、この袋中上人こそがその念仏踊り(じゃんがら念仏)を浄土念仏と供に琉球へ伝えたと言われているのだ。

琉球にはもともと自然そのものをご神体として崇める神道が存在し、なかなか仏教の教えが伝わりにくかった。がしかし、念ずるだけで救われると言う袋中上人の教え、そして念仏踊りという動きのある教えは庶民にも浸透しやすかったとも言われている。

さらにさらにこの袋中上人の愛弟子には、琉球はおろか、日本全体を飢餓から救ったとされる『甘藷(サツマイモ)』を世に広めた琉球の産業偉人『儀間真常』がいるのである!

野国総監が中国から持ち帰ったという甘藷を儀間真常が試行錯誤の上栽培技術を確立して琉球各地に普及させ、飢餓から多くの民を救った。

その逸話はすぐさま薩摩にも渡り、薩摩でも甘藷は大きく普及し飢餓から多くの人々を救う、そして薩摩から江戸へも渡るが悔しいかな『サツマイモ』という名で広く知られるようになり、天明の大飢饉からも多くの人々を救った奇跡の植物なのである

さらに儀間真常は薩摩から木綿を持ち帰り、栽培に着手し琉球絣の基礎を築く、またサトウキビの製糖を始めたのも儀間真常と言われている。

この儀間真常の『人々のために』という信念は、おそらく袋中上人の影響、教えがあってのことだと思われる。

そう考えると、袋中上人が中国上陸を拒否され、琉球へと流れ着いていなかったのならば、儀間真常という男と出会っていなかったのならば、ものすごく今の沖縄とは違った沖縄になっていたのかもしれない。

やはりヒストリーというのは奥が深いし面白いね!!

ということで、今夜は松山公園に隠れたヒストリー〜袋中上人と儀間真常という話題でお届けしました!

100%片思い〜(´∀`) イモ欽トリオでイモ食ってプー!

放送後の一枚は、ハイスクールララバイのパクリで『いい子悪い子ふつうの子!?』

手と足が合ってねー! 手と足が合ってねー!

オリジナルこれ! オリジナルこれ!

ワワワケンロー!!!  

Posted by 沖縄英字マガジン OkinaWanderer at 22:29Comments(0)OkinaWanderer

2018年12月17日

お笑い力こそ情報力なのかもねロックンロール!

週末、かなり久々にお笑い番組を観れた(´∀`) お笑い大好きなんだけど、ここんとこ全然観れてなかったんで久々ゲラゲラ笑えたぜ♫

なんだっけ「一本!」てやるやつ。

決勝ちょい前くらいからしか観れてないんだけど、優勝は設楽だったね。すでに3回目の優勝だとか!?

そ、したら、すごいね!ってオヤジギャグロックンロール!!

朝の番組もやりつつね(´∀`)

IMG_4874

たださ、設楽っていうと正直世間一般的に見た場合、どっちかというとアメトークで言うところの「じゃないほう芸人」的な感じゃん?? 日村の個性が強すぎでさ。

しかし昨日のあの瞬間的にネタが思い付くスマートさ、回転の速さ的確さ、すごいなと思った!

ネタ作るのも設楽なんだろうし、バナナマンてのは設楽あってのコンビなんだと確信した。

特に「写真を見て瞬時にボケる」っていうあのシリーズは、頭の回転の速さと脳内にある情報のストック量。

写真を見た瞬間に自分の脳内に蓄積されてるあらゆる情報とリンクさせて、瞬時に組み立て面白い表現に言い換える。

すごい欲しい能力(ToT)!!

おそらくすごく本も読んでるだろうし、アンテナの張り具合がハンパないんだと思う。

だからこそ日々における興味を持つという姿勢が重要だと思うし知識力が問われる。

さらに日々のアウトプット訓練てのも重要なんだろうな(´∀`)

ワタクシ、ボスイケムラも既にオッさん世代突入してるわけで、いちいちカッコつけるよりもオヤジギャグでいいから精度の高いギャグを日々アウトプットできる状況に追い込みたいなと思ったワケンローラー四十路でありました(´∀`)

ワワワワケンロー!!!  

Posted by 沖縄英字マガジン OkinaWanderer at 17:11Comments(0)新ビジネスブログ

2018年12月11日

Invisible RYUKYU 第44回目は『チャイナタウン・福州園』

チャ〜イナタウン〜(´∀`)

どうも矢沢永吉です。

やっちゃった日産!!ワケンロー!!!(公共電波ではやっちゃったとは叫べなかったけど。。)

というチャイナタウン・ボスイケムラ・アカペラシリーズでスタートしました今夜のインブジブルRYUKYU!!

以外に歌いだしシリーズ始まってもうだいぶ経つのに、永ちゃん歌ったのは初めてだったんですね〜♪

もったいぶって歌ってなかったという感じですが(´∀`)

そんな今宵のインビジブルも、ラジコで追っかけ再生可能ですので、気になる方はこちらからどうぞ!

本日のネタは那覇市久米にあります『福州園』!

なんでこの時期に福州園?と思うかもしれないけど。

実はオキナワンダラー最新号で『イルミネーション特集』を組んでいるので、その関連から何かしらのインビジブルを。となったんだけど、イルミネーションのメジャーどころにはインブジブルネタがそんなに潜んでないこともあって、、福州園のナイトイルミネーションから福州園インビジブルはありだな!

[caption id="attachment_4127" align="alignleft" width="700"]チャイニーズな雰囲気プンプン チャイニーズな雰囲気プンプン[/caption]

と思ったんだけど、今年は福州園のイルミネーションもう終了してしまってこの時期はやってないんだって〜(;△;)

んでも、他にコレといったインビジブルも見当たらんし、そのまま『福州園』でいってしまえ〜とネタにした次第です♪

IMG_4677

調べると意外な事実もでてきたりでね、こりゃ面白いかも♪ ってな!

ということで、本日は正に『琉球のチャイナタウン』とも言うべき久米にある『福州園・チャイニーズガーデン』についてお届けしました〜!

過去のインビジブルでも幾度とお伝えして来ている『久米村』および『久米36性』ですが、琉球時代の『那覇(浮島)』とは今で言うところの『久米』、『若狭』、『東町・西町』のあたりで、離れ島になっていたんですね〜。

で、その中の『久米村』こそが、中国、特に福建省からの技能集団が移り住んで出来た街、いわゆる『チャイナタウン』であったわけなんですね〜。

久米36性というのも聞いたことあるかと思いますが、実際には36の名字というわけではなく、36という数字が当時は『多い』という意味で使われていた事から、彼らの総称を数多い中国系渡来人『久米36性』として呼んでいたということなのです。

で、やはり才能ある人間が数多くいたのでしょう、琉球の政治的偉人と呼ばれる中にも多く存在しています。

『蔡温』、『謝名利山』、『程順則』なども久米出身なんですね〜。

さらに今でも、彼らの末裔たちは結束(門中)も強いと聞くし、沖縄の様々な業界で多様な活躍をされてもいるんです。

有名どころでは県知事や市のトップなどにいたりもしますよね。

なんとなくイメージできてきました!?

そう、彼らは今でもクニンダンチュ(久米村人)であることに誇りを持ち、久米エリアを大切な存在として捉えているわけです。

そして久米には今、福州園というチャイナガーデンが存在する、というわけなんです。
福州園

那覇市の市制70周年および福州市との友好都市締結10周年の記念事業して建設され、1992年9月に開園した中国式庭園である。 福州市と歴史的つながりの深い当地久米村に、設計から施工まで福州市の職人により、福州市の資材を使用して建設された。 園内の主な建造物は、三山(千山、烏山、屏山)、二塔(白塔、烏塔)、一流(ミン江)など、福州を代表する風景を模したものである。

がしかし、面白い裏話はさらにあって、

実はこの福州園がオープンしたのはまだ最近のことで、1992年に『那覇市制施行70周年記念』と中国福州市と那覇市の『友好都市締結10周年』を記念して開園した庭園なんです。

じゃー、それまでは何だったかと言うと、すぐ道を挟んで向かいの松山公園と供に1951~1977年までは米国マンニング社という企業が管理する米軍のハウジングエリアだったらしいんです。

1977ってかなり最近だし、ちょうどワタクシ77年生で生まれ年なわけなんですよ。

ということは、我々のちょいと先輩くらいでこの近辺で遊んでいた世代なら間違いなく覚えているはずで、この様変わりにビックリしてるはず(^^;

そこに住んでたことのある米軍の方などは、あのハウジングがチャイナガーデンに!? オーマイガー!と驚愕するでしょうね(^^;


さらにこの福州園エリア、近年ますます話題性が高まっており、2016年には庭園に隣接する形で『クニンダテラス』という琉球や久米村(クニンダ)の歴史文化に触れることができる展示室や、飲食店、交流室からなる複合施設が誕生!

[caption id="attachment_4125" align="alignleft" width="700"]小規模ながら資料室は充実! 小規模ながら資料室は充実![/caption]

展示室はサイズ自体は小さいものの、内容はかなり充実! タッチパネル式のデジタルサイネージは多言語対応で、資料閲覧の他にムービーなども見る事ができる。

[caption id="attachment_4123" align="alignleft" width="700"]最先端デジタルサイネージ! 最先端デジタルサイネージ![/caption]

これは結構最先端行ってるよ!?  外国人にもかなりお勧めできますね♪

[caption id="attachment_4122" align="alignleft" width="700"]小物資料もチラホラと♪ 小物資料もチラホラと♪[/caption]

交流室も1時間¥210で借りれるので、その松山近辺という立地性を利用して簡易セミナーなどにもうまく使えそう♪

そしてかなりオシャレで目を引く『カフェレストラン・グッドファ-ムズキッチン』! 夜になると無数のライトがオシャレな空間を演出しています♪

[caption id="attachment_4143" align="alignleft" width="700"]オシャレなオープンカフェ オシャレなオープンカフェ[/caption]

で、このクニンダテラスの真ん前には『チュンジー(琉球将棋)広場』といって、レンタル可能なイベント広場も広がっています。

さらに福州園隣には遊具も備わっている公園もあるし、同じ敷地内に『孔子廟』と言われる儒教の創始者『孔子』を祀っている霊廟、琉球初の公立学校と言われる『明倫堂』という施設もあります。

[caption id="attachment_4129" align="alignleft" width="700"]ホント立派な孔子廟 ホント立派な孔子廟[/caption]

[caption id="attachment_4144" align="alignleft" width="700"]孔子廟隣には遊具も備えた公園も♪ 孔子廟隣には遊具も備えた公園も♪[/caption]

以前、仲島の大石ネタの時や風水ネタの時にも伝えましたが、久米村全体が『気』に溢れている街で街にドラゴンが宿っているとも言われているんです。

道路にもこんなオブジェや

[caption id="attachment_4133" align="alignleft" width="700"]ドラゴンオブジェ ドラゴンオブジェ[/caption]

こんなオブジェ、

[caption id="attachment_4132" align="alignleft" width="700"]四獣心が描かれた風水の盤オブジェ 四獣神が描かれた風水の盤オブジェ[/caption]

そしてこんなドラゴンボールのような中国カンフー映画に出て来そうなオブジェまで(^^;

[caption id="attachment_4136" align="alignleft" width="700"]久米36姓! 久米36姓![/caption]

[caption id="attachment_4134" align="alignleft" width="700"]一文字の名字がたくさん彫られている! 一文字の名字がたくさん彫られている![/caption]

もうこれだけでチャイナタウンという謂れが分かるでしょ!?

ぜひ、次回松山にのみに行く際にでも、少し早めに着いて福州園近辺の散策を楽しんでもらえればと思います♪

チャイナタウン〜この街を行けば〜(´∀`)

ワワワケンロー!!

放送後の一枚は、最新号を片手にパシャリ!

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髪がキマらないとポーズも決まらんの〜。。

次週辺りから復活できると思います♪

ワワワケンロー!!!
  

Posted by 沖縄英字マガジン OkinaWanderer at 22:03Comments(0)OkinaWanderer